2024年を振り返って
2024年を振り返りです。 今年もさまざまな挑戦と発見の連続でした。そんな1年の出来事をお届けします。
4日目は、アイスランド北部から東部への壮大な旅:自然とアート、そして予期せぬアクシデント
アイスランド北部から東部への壮大な旅:自然とアート、そして予期せぬアクシデント
アイスランドの北部から東部へと進む今回の旅では、アートや自然とのふれあいを楽しみつつ、厳しい気候条件が試される一日でした。馬との触れ合いから始まり、ユニークなフォーク&アウトサイダー美術館の訪問、壮大な滝「ゴーザフォス」での撮影、美しい溶岩原の空撮、そしてドローンのロストという予想外のハプニング…。自然の力強さと美しさ、そしてその厳しさを改めて実感した日でした。
早朝
午前
午後
夕方から夜
早朝、アークレイリのキャンプ場で目を覚ますと、透き通るような冷たい空気が広がっていました。キャンプ場からすぐ近くの牧場では、何頭もの馬が私たちを迎えてくれるかのように近づいてきます。その柔らかな毛並みと穏やかな目に癒され、1日の始まりとして最高のひとときでした。
次に訪れたのは「サフナサフニド・フォーク&アウトサイダー美術館」。ここでは、Jasa Bakaの独創的な作品群に圧倒されました。自然と人間の境界線を問いかけるような彼女のアートは、この土地の荒涼とした景色に不思議とマッチしており、忘れられない体験に。
東へ向かい、ゴーザフォスへ到着。この滝は「神々の滝」とも呼ばれ、その名にふさわしい神秘的な姿を見せてくれました。水しぶきが太陽に照らされ虹を作る様子に心を奪われ、シャッターを切る手が止まりませんでした。
さらに進み、オーダーザフラウンの溶岩原でドローンを飛ばしました。広がる黒い大地の上を飛ぶドローンの映像は、アイスランドの大自然のスケールを感じさせるものでした。しかし、この後思いもよらぬ事態が待っていました。
東に向かう途中、吹雪が激しくなり、ドローン撮影を続けていた最中に強風が吹き荒れ、ドローンが見失うほどの速さで流されてしまいました。GPSも反応せず、捜索は叶わず断念。胸が締め付けられる思いでしたが、自然の力には逆らえません。
目的地のセイジズフィヨルズルへ向かう途中、キャンプ場の受付で道路の寸断の可能性を知らされ、安全を優先してエイイルススタジルに引き返すことに。キャンプ場での宿泊は暖かく迎えられた安心感と共に、この地の厳しい自然を改めて尊重する気持ちを抱かせました。
アイスランドの自然は、その圧倒的な美しさと厳しさを持ち合わせています。この旅では、アートや絶景に心奪われると同時に、自然の予測不可能な力を体験しました。計画的な準備と柔軟な対応力が、この地を訪れる際の鍵になると実感しました。この経験を通じて、旅の醍醐味は予期せぬ出来事から学ぶことにあると改めて思いました。