1月 21, 2022

wandering iceland

wandering iceland

Halló.(こんにちは)

今回は展覧会に因んで、自分とアイスランドの遍歴を記載します。

最初にアイスランドを意識したのは、確か2001年くらいのAFTER HOURSという雑誌に載っていたmumの記事だったと記憶している。

当時(2000年前後)は、父の知り合いにSonyのレーベル関係者がいて、その人が無料のサンプルCD(非売品)をいつも持って来てくれて、そこにMijk Van Dijkやスクエアプッシャー、Boom Boom Satelites、Ken Ishii (R&S)などのテクノ寄りの音源が多く、特にスクエアプッシャー、Boom Boom Satelitesに傾倒していた頃、当時はyoutubeもmyspaceもなく、代わりにAFTER HOURSで得た作家をnapstarでゴニョゴニョして片っ端からmp3を落として聴きまくってた。

そんな中で、Childiscやfly rec、fatcat、morr music、mille plateauなどのレーベルから出る作品も片っ端聞いていた状況下でmumと出会った。木で出来た小屋で作曲するのが云いを書いていて、所謂絵本に登場しそうな雪が積もった森の中の小屋というイメージが最初のアイスランドの印象でした。
後にフォークトロニカと称されるものにはまるきっかけになったと思います。
Four Tetとかも(フォークトロニカと言えるのか知らんけど)

その後に、Bjorkのvespertineのアルバムで一気にBjork熱が上がって、記事や本も買いまくりました。

この時は各音楽家に焦点を当てていただけで、アイスランドという国自体には興味湧かなかったのですが、2013年くらいに、Sigur Rós、Olafur Arnalds、そしてBjorkという立て続けにアイスランドゆかりの音楽家のライブを見て、初めてアイスランドの国自体に興味が沸くことになりました。

人口およそ30万人の国で、北海道と四国が合わさったくらいの国土で、殆どが手付かずの自然が残った国という事で、自分が実際にこの国に行く事になるとはこの時は思ってもなかったです。

その後、数年間は所謂、社畜として労働、労働、たまにライブ、そして労働といったサイクルの生活をしており、疲弊と苦悩?の日々の中、ふと「もう駄目だ、終わりだー」ってなって仕事辞めるわ〜ってなってた自暴自棄に近い時に、現実逃避の一環として海外の空港チケットサイトを何となく眺めていた時に、ふとレイキャビク(アイスランドの首都)行きのチケットを見つけて、そう言えば何かハマってたな〜と色々想いに耽っていて、気づいたら購入ボタンを押してたんですよね、、、

行こうと全く思ってなくて、でも折角購入したから行ってみるかとなったのは、半分自暴自棄で最悪人生終わっても良いかなくらいな感じで、初日に到着した時のホテル以外は、レンタカーを借りる事だけ前もってやってて、あとはどうにかなるかな〜って感じで気ままに行ってみようと思って、バックパック1つで行く事を決意した。

細かな旅の内容は割愛しますが、この旅の中で感じた、日本との類似点と相違点が今の自分の人生の基軸になっていると感じます。

類似点としては、島国であり、火山地帯で地震も多く、また対外的にキリスト教を謳っているが元々妖精を信仰しているある意味多神教だったりします。

特に、自然に出来た大地は妖精の住処として、人が立ち入らないという事で、ゴツゴツした大地の間に三角屋根の可愛らしい建物が並ぶ独特の景観を作り出していました。

相違点としては、サービスや物量であり、アイスランドは街と街の間にはほぼ店などなく、ひたすらに荒野が広がっているのみであり、給油と食材の買い出しなどは、きちんと考えて購入しないと、途中でコンビニとかレストランも無いわけで、落ちてる草か川の魚を釣って調達するしかないみたいな感じで、その点日本は田舎でも(余程の田舎でなければ)少し行けば何かしらあって、しかもコンビニも24h空いている。
道もアイスランドは国道なのに、街から離れると砂や砂利道も多くガードレールも無いんで、山でタイヤが滑り落ちて危うく谷底に落ちる寸前といった事もあった。

ただ、その中でも決して不便には感じなかったんですよね、不思議と。

それは、最初から無いという前提で行動していたからというのもあるが、環境に適合する能力は生物に基本備わっていて、無いならないで何とかできる。(雑すぎる、、、)

要するに、旅をしながら日本は過剰にものが溢れており、サービスも過剰であり、気遣いも過剰であると個人的には感じたんですよね。

生きる上で、自分が何を必要としているのかを自問自答する。
道と大地と遠くに見える山々以外は夜空が広がる中で、これまで重要視していた事は何だったのかと、瞬星の煌めきを見ながら考えてね、そりゃ価値観にも影響しますよね。

これらの価値観を変容させたのは、景色だけでもなく、やはり、そこには自分という要素が抱えていた違和感、これからどう生きれば良いのかという悩みなどが複合的に合わさり、特別な場所(国)になっていったのだと思う。

最後に、アイスランドの不満点としては、やはり「食」ですかね。
どの国に行った後に日本に帰って来たときの日本食の美味しさはほんとヤバイとしか言いようのない感覚になる。食という点で日本は圧倒的だし、そして更に福岡は、全ての要素がコンパクトにまとまってて生活を主眼においた時のコスパ最強だと思う(アートがちょっと弱いと思うけど)

というわけで、西洋とか東洋とかのど真ん中の歴史を持った国より、ちょっと外れた独自の文化や文明が発達したとこに自分は興味が沸くのかもしれない。そういった固有の文化は失われつつあるのが悲しいんだけどね。

もし、興味持った方いたら気軽にアイスランドのお話ししましょ〜!

Sjáumst(またねー).